みなさんは毎日シャンプーしてますか?



そんなの当たり前‼とおっしゃる方も多いと思います。


ですが、毎日シャンプーするという歴史は、ほんの30年ほどのものなのです。



1986年の流行語にも選ばれた"朝シャン"ブーム の影響と、
すれ違った時に『シャンプーの良い香りがする女性が素敵』というモテる女のバイブル。

更にはスタイリング剤の普及により、朝と夜の2回シャンプーする方や二度洗いシャンプーする方も増えました。


今は、いったいどれを選べば良いのかわからないほどに、シャンプーの種類は増え、香りも強く髪にしっかり残るものになってきているように思います。



それでは、正しいシャンプーのやり方って何なのでしょう?



・美容室で美容師さんがやってくれる様なシャンプーを毎日するのが正しいのか。


・どういうシャンプー剤を選ぶのがいいのか。


・使うシャンプーやトリートメントによっての肌や髪への影響は?



・そもそもお湯の温度やそのお湯の質は?


・シャンプーの頻度は?


などなど、普段無意識にやっているもののよくわからないままのことも多いと思います。





美容師さんや研究者さん、その道の詳しい方々で考え方の違いやお伝えの仕方が違う場合もあります。

これが絶対正しい!!とは言えないけれど、(時代は常に移り変わるし、正しいと言われていることも各々。)

こちらではわたしが学んだ毛髪学や実際観じたことを元に書かせて頂きますね。



まず今回は、"シャンプーの頻度"から。



わたしたちのこどもの頃はいくら多い頻度でも、2、3日に一回洗う程度でした。

中には1週間に一度だったり、美容院でシャンプーとセットをしてもらって数週間そのまますごして、また美容院でシャンプーとセット、、、なんていうこともありました。

私が美容学校に行っている時代にもご近所にお住まいのご年配のお客様がそういうかたちで来られていました。


さらに平安時代まで遡ると1ヶ月に1回の洗髪。
炭を溶いた上澄み液で洗い、乾かすのに2、3日もかかったそう。



今の時代でも水が軟水で豊かな日本以外では、こんなに毎日シャンプーをする習慣がないものです。


硬水のヨーロッパなどでは、乾燥するためお風呂も毎日ではないといいます。



では、30年以上前のみなさんの髪や頭皮は不潔だったのでしょうか?


実際に頭皮や髪は1日でどれくらい汚れるのでしょう?


そして、皆さんが思っている"汚れる"は本当に"汚れる"なのでしょうか?




多くの方は"ベタつき"を"汚れ"としているような氣がします。


頭皮のベタつきには色々あって、
元々脂性肌の場合や、
油分の多い食べ物を食べた後の排出。
ストレスや疲れからくるホルモンバランスの崩れ。
など各々ですが、


わたしが観させて頂いた中では"ベタつき"は洗いすぎからの"乾燥"による皮脂分泌の過剰。
頭皮の本来の力がバランスを崩している方が多いです。



元々頭皮はお顔の皮膚と比べると皮脂は少なく、水分量の方が多いそうです。


そして、考え事をしているときなどには特に頭皮から水分が蒸発しているんですって。
(イラストなどであるあたまから湯氣が立ってるやつみたいに。)



実際、美容室専売の頭皮用化粧水は油分がかなり少なめで水分補給がほとんどのものが多いです。


(*お顔用化粧水は頭皮につけるとベタベタになるので、お氣をつけて。)



お顔を洗顔で洗うと"つっぱる"というのであれば、頭皮も"つっぱる"のです。



"本当は"皮脂も顔より少ない頭皮は、見えない所で顔よりも乾燥していたのですね。

むしろ水分が蒸発してしまいやすい分、お肌よりも乾燥しやすいようです。



ところが、頭皮というものはからだの中で一番皮脂線が多く、テカりが氣になるTゾーンのなんと2倍!!


乾燥すると水分は出せませんが、皮脂腺が頑張って"皮脂"を出して潤わせてくれます。




よくできてますね。



乾燥すればするほど、皮脂腺が頑張ります。


皮脂も増えます。




これが頭皮のベタつきの原因のひとつです。



実際に脂性肌じゃないのに"乾燥"のせいでベタついてしまう方は多いです。


スタイリング剤や流さないトリートメント、オイルなどあまり使用しない方、
お肌が乾燥~普通肌の方。

洗っても洗っても夕方にはベタつく、、、という方は一度"乾燥"を疑ってみてもいいかもしれません。



ではもし"乾燥"だった場合どうすればいいのか。


・髪を洗わない日を増やす
・シャンプー剤を使わない日を増やす



のがおすすめです。





断じて前述の頭皮用化粧水は使わずに。


その前に乾燥する原因を減らすのです。




基本的に普段の汚れはシャンプー剤をつけるまでのお湯でしっかり流すことで、7~8割落ちるといわれています。







この"余洗い"はシャンプーの手順の中で一番重要です。



少なくても2分必要です。


2分間かけて濡らしながら汚れを落とすのです。



ざっと濡れただけでシャンプー剤をつけてしまう方、
後でしっかり流すから大丈夫!!

ではありません。


いくらシャンプーをしっかりしても、


これが、・抜け毛・頭皮の臭い・ベタつき


の原因になります。



そして、この"余洗い"だけを5分~10分ほどするだけで終えることを"湯シャン"といいます。


先ほどあえて"シャンプー剤の種類を変える"
と書かなかったのは、この湯シャンをおすすめしているためでもあります。


もちろんシャンプー剤を使いたいこともあるとは思いますが、

合ったものを見つけてもまたすぐに合わなくなったり、合うものをみつけるまでにコストも時間もかかってしまうので、

まずは実験的に
・髪を洗わない日を増やす
・シャンプー剤を使わない日を増やす
をしてみてください。

頭皮や髪の状態が変わってくるかもしれませんよ。



自然調髪 和花ではシャンプー剤は使わずにお湯だけでのお流しをさせて頂いております。

この"湯シャン"についてはまたの機会に。






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